突然、リゼクリニックを名乗るLINEアカウントから「関税未払いのために配送が遅れています」というメッセージが届き、不安に感じている方が増えています。
リゼクリニックからの関税未払いの連絡は悪質なフィッシング詐欺であり、記載されているURLは絶対に開いてはいけません。
本記事では、リゼクリニックの名前を使った不審なメッセージが届く原因と、被害を防ぐための正しい対処法を徹底的に解説します。万が一URLを開いてしまった場合の対応も詳しく説明します。
リゼクリニックからの「関税未払い」LINEは詐欺!絶対にURLを開かないで
結論からお伝えすると、リゼクリニックの名前で届く
「関税の未払いにより配送が遅れている」というLINEメッセージは100%フィッシング詐欺です。
送られてくるメッセージの正体は「フィッシング詐欺」
「配送通知:お客様の荷物は配送準備が整いましたが、関税の未払いのため配送が遅れています。こちらでご確認の上、お支払いください」
このようなメッセージの目的は、偽のウェブサイト(フィッシングサイト)にあなたを誘導し、
クレジットカード情報や住所・氏名などの個人情報を盗み取ることです。
【なぜ騙されやすいのか?】
今回のケースが非常に悪質なのは、「リゼクリニックの公式LINEアカウントが乗っ取られ(またはシステムを悪用され)、本物のアカウントから一斉送信されているケース」が実際に発生している点です。過去の予約通知などの履歴と同じトーク画面に突然このメッセージが表示されるため、「公式からだから本当かも…」と信じてしまう人が続出しています。 しかし、中身は悪意のある第三者が送っている完全な詐欺です。絶対に返信したり、リンク先で情報を入力したりしないでください。
脱毛の契約やローン支払いとは一切無関係なので安心を
ヤフー知恵袋などでも「リゼで脱毛のローンを組んでいるから、何か関係があるの?」と不安に思う声が多く見られます。短時間に何通も立て続けに通知が来ると、「早く払わないとローンが止められるのでは…」と焦ってしまいますよね。
このメッセージは、契約している脱毛コースやローンの支払いとは一切無関係です。
詐欺グループは、あなたの契約内容を知った上でメッセージを送っているわけではありません。乗っ取った(あるいは偽装した)LINEアカウントの友だち登録者全員に対して、無差別に同じ自動メッセージを送りつけているだけです。
無視したからといって、脱毛の契約に悪影響が出ることは絶対にありません。
そもそも国内のクリニックで「関税」が発生することはない
そもそも「関税」とは、海外から商品を輸入する際に国境で発生する税金のことです。
リゼクリニックは国内で完結する医療脱毛サービスを提供しており、患者側が海外から個人的に機器や薬を輸入するような業務形態ではありません。そのため、クリニックの利用において関税が発生することは100%あり得ないのです。
【本物の関税通知との見分け方】
最近は様々な企業を騙る「関税詐欺」が横行しています。本物の関税通知と、今回の詐欺メッセージの違いをまとめました。
| 項目 | 今回の詐欺LINE(リゼクリニック等) | 本物の関税通知(DHLやFedExなど) |
| 送信元 | 脱毛クリニックなど無関係の企業 | 配送を委託された国際配送業者の公式 |
| 対象の荷物 | 心当たりがない(そもそも買ってない) | 自身で海外通販などで購入した輸入品 |
| 支払い方法 | メッセージ内の怪しいURLからクレカ入力 | 税関の公式サイト、または配達員に直接支払い |
| 高額な場合 | 金額に関わらずLINEでURLを送ってくる | 関税が30万円を超える場合はLINE通知は来ない |
なぜ「リゼクリニック」の名前で不審なLINEが届くのか?
リゼクリニックの公式LINEアカウントを装った「偽装・なりすまし」
詐欺グループの常套手段として、リゼクリニックに似せた名前やロゴアイコンを設定し、偽のLINEアカウントを作成してユーザーを騙す手口があります。
【緑色の「公式マーク」を過信しないで!】
LINEには、一定の審査を通過したアカウントに付与される「緑色の認証済バッジ(公式マーク)」があります。しかし、過去に別名義で公式認証を取得したアカウントを詐欺グループが不正に買い取り、名前とアイコンだけを「リゼクリニック」に書き換えて悪用するケースが存在します。公式マークがついているアカウントから連絡が来ても、内容が不自然な場合は無条件に信用してはいけません。
【注意】公式アカウントが乗っ取られている可能性もゼロではない
一番厄介で注意すべきなのは、過去に予約確認などのやり取りをしていた「本物の公式アカウントのトーク画面」に、突然詐欺メッセージが届くケースです。本物のトーク画面にメッセージが届く場合、以下の原因が考えられます。
- アカウント自体の乗っ取り: ハッカーが公式アカウントの管理者権限を奪い、本物の友だち登録者全員に詐欺メッセージを一斉送信している状態です。
- システムの不正利用(APIの漏洩): 企業が顧客へ自動メッセージを送るための連携システム(Messaging API)の鍵となる情報が漏洩し、犯人が外部から配信システムだけを悪用してメッセージを送りつけている状態です。
【なぜリゼクリニックが標的になるのか?】
詐欺グループがリゼクリニックを狙う理由として、「全国展開しており、ターゲットにできる友だち登録者が数十万人規模で存在する」という点が挙げられます。また、医療脱毛は数十万円規模の高額な契約になることが多いため、ユーザー側に「脱毛のローンに関係する重要なお知らせかもしれない」と誤認させやすいという悪質な意図も隠れています。
短時間に立て続けにメッセージが来る理由
「短時間に何回も通知が来て怖い」と感じた方は多いはずです。数秒から数分の間に同じメッセージが連続して届くのは、犯人が手作業で送っているわけではなく、
不正なプログラム(ボット)を使って数万人に対してシステム経由で一斉送信を行っているためです。
立て続けにメッセージを送りつける最大の目的は、
受け取ったユーザーをパニックに陥れ、冷静な判断力を奪うことです。
「早く支払わないと大変なことになるのでは」「何度も来るということは緊急事態だ」と焦燥感を煽り、考える隙を与えずに偽のURLをタップさせるという、サイバー犯罪における典型的な心理的テクニックです。
連続でメッセージが鳴り響いても、決して焦る必要はありません。詐欺グループの罠にハマらないよう、完全に無視をしてトーク画面を閉じるのが最も安全な対応です。
「関税未払い」の不審なLINEが届いたときの正しい対処法
【鉄則】リンク(URL)は絶対にタップしない
最も重要で、絶対に守っていただきたい鉄則です。
メッセージ内に記載されているURLは、絶対にタップ(クリック)しないでください。
「中身がどうなっているのか、ちょっと確認するだけなら大丈夫かな」という軽い気持ちが命取りになります。URLを開いた瞬間に、以下のリスクが発生する可能性があります。
- フィッシングサイトへの誘導: 本物そっくりに作られた偽サイトに飛ばされ、クレジットカード番号やパスワードを入力させられます。
- 不正アプリのインストール: 気づかないうちにウイルス(マルウェア)がスマートフォンにインストールされ、端末が乗っ取られる危険性があります。
- 情報の自動収集: URLをタップしただけで、「このユーザーはリンクを開くアクティブな人だ」という情報が詐欺グループに伝わり、カモとしてリストアップされてしまいます。
メッセージを無視してアカウントを「ブロック」する手順
リンクを開かずに放置しておけば実害はありませんが、何度も通知が来るのは精神的に良くありません。これ以上の連絡を遮断するために、該当のアカウントを「ブロック」しましょう。
初心者の方にも簡単な、トーク一覧画面からのブロック手順をご紹介します。
【一番簡単なブロック手順】
- LINEの「トーク一覧画面」を開く
- 不審なメッセージが届いているトークルームを長押しする
- 表示されたメニューの中から「ブロック」をタップする
- 確認画面が出たら、再度「ブロック」を選択して完了
LINE運営へ「通報」する方法
ブロックと合わせてぜひ行っていただきたいのが、LINE運営への「通報」です。
通報を行うことで、LINE側が不正アカウントの調査や凍結を行い、他の方への被害拡大を防ぐことができます。
【通報しても相手にはバレません!】
「通報したことが詐欺グループにバレて、逆恨みされたらどうしよう」と不安に思う方もいるかもしれませんが、心配無用です。通報は完全に匿名で行われ、相手に通知されることは一切ありません。安心して以下の手順で通報してください。
【メッセージから通報する簡単な手順】
- 不審なメッセージが届いたトークルームを開く
- 「関税未払い」と書かれた詐欺メッセージの吹き出し部分を長押しする
- 表示されたメニューから「通報」をタップする
- 通報理由として「スパム/宣伝目的」または「その他」を選択する
- 「同意して送信」をタップして完了
不安が拭えない場合は、公式サイトや窓口へ直接問い合わせる
「もしかしたら本当に脱毛のローン関係のお知らせかも…」という不安がどうしても消えない場合は、ご自身でリゼクリニックの公式窓口へ直接確認を取りましょう。
【追加情報:問い合わせ時の注意点】
- LINEのメッセージには絶対に返信しない: 詐欺メッセージに対して「どういう意味ですか?」と返信してしまうと、詐欺グループに「騙しやすいターゲット」として認識されてしまいます。
- ブラウザで直接検索する: SafariやGoogle Chromeなどのブラウザを開き、「リゼクリニック」と検索して公式サイトにアクセスしてください。サイト内のお問い合わせフォームや、記載されているフリーダイヤルへ直接連絡しましょう。
- 証拠を残す: 問い合わせをスムーズにするため、届いた不審なLINEの画面はスクリーンショットを撮っておき、言葉で状況を説明できるようにしておくと確実です。
もし「関税未払い」のURLを開いてしまったらどうなる?
URLを「開いただけ」なら基本的には問題ない
誤ってURLをタップし、ウェブサイトが表示されてしまった段階では、基本的には深刻な被害は発生しません。
パニックにならず、落ち着いてブラウザ画面(SafariやChromeなど)を閉じてください。
詐欺サイトを開いた時点で、IPアドレスや利用中のブラウザ情報などは相手に伝わる可能性があります。しかし、サイト内で何も入力していなければ、クレジットカードの不正利用や金銭的な被害には直結しません。
念のための対策として、開いてしまったウェブブラウザの「閲覧履歴」と「キャッシュ」を削除し、スマートフォンやパソコンのウイルス対策ソフトでスキャンを実行しておくと安心です。
【危険】クレジットカード情報や個人情報を入力してしまった場合の緊急対応
偽サイトの画面案内に従って、クレジットカード番号、銀行口座、パスワードなどを入力してしまった場合は緊急事態です。
入力した情報は即座に詐欺グループに送信されているため、数分から数時間以内に不正利用が始まる危険性があります。入力した情報に合わせて、直ちに対処を行ってください。
【入力した情報別の緊急対応手順】
- クレジットカード情報を入力した場合 直ちにカード裏面に記載されているコールセンターへ電話し、カードの利用停止と再発行を依頼してください。同時に、直近の利用明細に不審な取引がないか確認し、数ヶ月間は定期的に明細をチェックする必要があります。
- 銀行口座情報を入力した場合 利用している銀行の窓口またはコールセンターへ連絡し、口座の利用停止(凍結)手続きを行ってください。
- ログインID・パスワードを入力した場合 該当するサービスのパスワードを即座に変更してください。同じパスワードを別のサービスでも使い回している場合は、全て変更する必要があります。
- 個人情報(住所・氏名・電話番号など)を入力した場合 詐欺グループの名簿に登録され、迷惑電話や不審なメールが増加する可能性があります。見知らぬ番号からの着信や身に覚えのない郵便物には警戒してください。
【迷ったときの無料相談窓口一覧
自分一人で判断して行動するのが不安な場合や、すでに被害が発生している場合は、下記の公的機関へ無料で相談可能です。状況に応じて活用する必要があります。
| 相談先 | 連絡先 | 対応内容 |
| 消費生活センター | 188(局番なし) | 詐欺被害全般の対処法アドバイス |
| 警察(サイバー犯罪相談) | #9110 | 被害届の提出や法的な相談 |
| IPA(情報処理推進機構) | 03-5978-7509 | ウイルス感染などの技術的な相談 |
不正なアプリのインストールや不審なファイルのダウンロードに注意
最も危険なケースは、「関税を支払うために専用の配送アプリが必要です」と誘導され、スマートフォンに不正なアプリ(Androidの.apkファイルなど)をインストールしてしまった場合です。
不正アプリを入れてしまうと、スマートフォンの遠隔操作、連絡先や写真の流出、銀行アプリの不正操作など、深刻な被害に発展します。万が一インストールしてしまった場合は、次の手順で早急に通信を遮断してください。
【不正アプリを入れた場合の初期対応】
- 通信を遮断する: スマートフォンの「機内モード」をオンにし、Wi-FiとBluetoothもオフにして外部との通信を完全に切断します。
- アプリの削除: 設定画面から該当の不審なアプリを直ちにアンインストールします。
- 端末の初期化(最終手段): 被害を完全に防ぐためには、スマートフォン本体を工場出荷状態に初期化(リセット)することが最も確実な対応策です。
【リゼクリニックとアプリの関係性】
リゼクリニックでの予約や施術において、関税支払いのための特殊なアプリを要求されることは100%ありません。公式サイト以外からファイルやアプリをダウンロードさせる手口は、悪質なサイバー犯罪の典型的なパターンです。絶対にダウンロードボタンを押さないでください。
なぜ自分のLINEに詐欺メッセージが届いた?個人情報は漏れている?
電話番号やIDを使った「無差別送信」の可能性が高い
詐欺グループが個人を特定して狙い撃ちにしているわけではありません。
多くの場合、詐欺メッセージは以下のような「無差別送信」によって送られています。
- 電話番号の総当たり: 090や080で始まる携帯電話番号を、プログラムを使って自動的に順番に作成し、手当たり次第にメッセージを送りつける手口です。あなたの番号がたまたま生成された番号に合致しただけで、個人情報が漏れているわけではありません。
- LINE IDの総当たり: 電話番号と同様に、英数字をランダムに組み合わせたLINE IDを自動作成し、存在するアカウントに対して一斉送信を行います。
※今回は「リゼクリニックの公式アカウント(または偽装アカウント)」から届いているケースが多いため、乗っ取られた(あるいは悪用された)アカウントに友だち登録している数十万人に対し、システム経由で一斉送信された可能性が非常に高いです。
過去に利用した他サービスのデータ漏洩から送られてくるケース
「リゼクリニックの公式LINEには登録していないのに届いた」という場合、あなたの電話番号やLINE IDが過去に別のルートで流出している可能性も否定できません。
【個人情報はどこから漏れる?】
現代において、大手ECサイトやアプリ、ポイントサービスなどから大規模な顧客情報漏洩事件が発生するのは珍しいことではありません。また、無料ゲームアプリなどを装って情報を抜き取る悪質な手口も存在します。「どこからも漏れていない」と断言するのは難しく、過去に利用した何らかのサービスから流出したデータが名簿業者を通じて詐欺グループの手に渡り、ターゲットにされている可能性もあります。
今後スパムメッセージを受け取らないためのLINE設定
知らない相手からの迷惑なメッセージを未然に防ぐために、LINEアプリの設定を見直しましょう。以下の3つの設定を行うだけで、スパム被害を劇的に減らすことができます。
【必須設定1:メッセージ受信拒否(効果絶大!)】 友だち登録していないアカウントからのメッセージをすべてブロックする、最も重要な設定です。
- LINEのホーム画面右上の「歯車マーク(設定)」をタップ
- 「プライバシー管理」をタップ
- 「メッセージ受信拒否」をオン(緑色)にする
【必須設定2:電話番号での友だち追加を制限】 電話番号を適当に入力して友だち追加されるのを防ぎます。
- 設定画面から「友だち」をタップ
- 「友だちへの追加を許可」をオフにする
【必須設定3:IDによる友だち追加を制限】 LINE IDをランダム検索されて友だち追加されるのを防ぎます。
- 設定画面から「プライバシー管理」をタップ
- 「IDによる友だち追加を許可」をオフにする
まとめ
リゼクリニックの名前を利用した「関税未払い」のLINEメッセージは、個人情報やクレジットカード情報を盗み取るための悪質なフィッシング詐欺です。
現在契約している医療脱毛のコースや、ローンの支払いには一切関係ありません。
被害を防ぐための最も重要なポイントは以下の3点です。
- URLは絶対に開かない(タップしない)
- メッセージを無視してアカウントをブロック・通報する
- 不安な場合は公式サイトをブラウザで検索し、直接問い合わせる
不安を煽るような文面が短時間に連続で届くと焦ってしまいますが、詐欺グループの目的は正常な判断力を奪うことです。決して焦らず、冷静にトーク画面を閉じてブロック対応を行ってください。


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