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【オリンピック】アイスダンスで日本が弱いといわれるのはなぜ?ペアとの違いは?

スポーツ

現在開催されているミラノコルティナ五輪で、

日本勢がフィギュアスケート団体で銀メダルをとられました。非常に喜ばしい結果であり、

ショートプログラムやペアは好成績なのに、アイスダンスはなぜこんなに順位があがらないの?なぜ日本は弱いのといった声があがっています。

ペアとアイスダンスの違いや、育成の点でも違いがあると思いますが、

今回の記事で分かることは、

・アイスダンスが弱い理由・順位がのびないのはなぜ
・ペアとアイスダンスの違い

以上のことについてまとめていきたいと思います。

【オリンピック】アイスダンスで日本が弱いといわれるのはなぜ?

日本のアイスダンスは「弱い」というより、歴史的に選手層が薄く、強豪国と比べてシステムが遅れて立ち上がった点が要因といわれています。

どういった点が「弱い」といわれているのか

  • 層の薄さ・カップル数の少なさ
    • 強豪国は国内に複数のトップカップルがいて、国内選考からハイレベルな争いになりますが、日本は長年「1〜2組が突出、あとは国際基準から大きく離れている」状態で、層が極端に薄かったと言われています。
    • 近年になってようやく、全日本選手権で3組ほどが拮抗し、世界選手権代表を「保留するほど決めづらい」というレベルに競争が上がってきた段階です。
  • コーチング・拠点
    • ロシアや北米のトップ組は、世界的なダンス専門コーチ・振付師の密集する拠点(モントリオールの名門クラブなど)で長期トレーニングするのが当たり前になっています。
    • 日本のカップルも海外拠点での練習は増えましたが、「国内に世界トップレベルのダンス専門環境が完結してある」とはまだ言いにくく、どうしても育成のスタート地点で差が出やすい状況です。
  • システム・選考の不透明さ指摘
    • 北京五輪前後には、国内でトップとされたカップルが五輪でRD22位・FD進出ならずという結果になり、「国内評価と国際ジャッジ評価のギャップ」や選考基準の不明瞭さが批判されました。
    • 世界選手権代表を「競技力拮抗」として保留する場面もあり、国内でどうダンスを位置づけ、どう育てるかの戦略がまだ揺れている面が見られます。

SNSの声

SNSでもアイスダンスは話題になっています。

団体でアイスダンスで11pt差がついている点などを指摘する面もありますが、

一方で、

・全力を出し切って素晴らしい演技だった
・アイスダンスの未来は明るい
・チームの士気をあげる演技でよかった

というポジティブな声が多くありました。

また、アイスダンスの未来についても語られていることが多く、

アイスダンスが台頭してくると、さらに金メダルに近づくうえ、フィギュアでも花形のため、国は育成にもっと力を入れてほしいといった声もあがっています。

トップ層へ行くために必要といわれていること

  • 選手層・競争の強化
    • 竹内強化部長は「国内外で同じ舞台により多く出して、切磋琢磨させ、競争を激化させたい」と、アイスダンス強化の方向性を語っています。
    • 全日本でも複数組の実力が拮抗してきた段階なので、この「層の厚さ」をさらに広げ、国内で勝ち抜くのがすでに世界レベル、という状態を作ることが重要です。
  • 国際基準での評価を得る場を増やす
    • 連盟側も「国内と国際の評価が割れている」と認識しており、より多くの国際大会に派遣し、ISUジャッジの評価にさらすことでプログラム作り・技術の方向性を合わせていく必要があります。
    • 早い段階からジュニア・チャレンジャーシリーズなどに継続して出場させることで、「国際基準の目」を前提にした育成が進みます。
  • 専門コーチ・拠点・育成ライン
    • シングルは「真央・羽生効果」で競技人口が増えましたが、カップル競技はまだマイナーで、ダンス専門の指導環境やジュニアの「ダンス志望者」は十分とは言えません。
    • 海外のダンス拠点(北米・欧州の名門クラブ)での長期留学や、国内リンクでのダンススクール・ダンステストの整備を進め、「シングル出身が転向」ではなく、最初からダンスを目指す子を増やすことが鍵です。
  • 連盟の戦略・選考の明確化
    • 世界選手権代表が「保留」になるほど競技力が拮抗している一方で、選考基準の分かりづらさや、「どんなダンスを目指すのか」が見えにくいという指摘もあります。
    • 団体戦でメダルを狙ううえで「アイスダンスが鍵」とたびたび言われているので、ここに明確なリソース配分・中長期プラン(いつまでに世界何位クラスを何組育てるか)を置くことが重要です。

アイスダンスはフィギュアの「花形」か?

  • 世界的な位置づけ
    • フィギュアスケートは「男子シングル・女子シングル・ペア・アイスダンス」の4種目で、どれも五輪の正式種目です。
    • アイスダンスはジャンプよりもスケーティング・音楽表現・二人のユニゾンを重視し、「社交ダンス+スケート」のような高度な芸術性で、通好みの人気が高い種目です。
  • 日本・メディアの中での扱い
    • 日本では「フィギュア=シングル」というイメージが強く、羽生結弦・浅田真央らの影響で、注目や放送時間はどうしても男子・女子シングルに集中しています。
    • ペアやアイスダンスは「知る人ぞ知る魅力的な種目」で、ルールや違いを知らない一般ファンも多く、視聴率や話題性の面では“絶対的な花形”とは言いにくいのが現状です。
  • 「花形」と呼べる側面もある
    • 団体戦では全種目の合計でメダルが決まり、アイスダンスが稼ぐポイントが順位を左右するため、「チームとしての鍵」としての重要度は非常に高いです。
    • 高橋大輔の転向などで一時的に大きく注目されたように、スターや強豪カップルが出てくれば、アイスダンス自体が“花形ポジション”に近づく余地は十分あります。

【オリンピック】ペアとアイスダンスの違いは?

ペアは「アクロバティックな技を見せる種目」、

アイスダンスは「氷上の社交ダンス・リズムを踊る種目」というイメージで分けると分かりやすいです。

技の内容・ルールの違い

  • ジャンプ・アクロバット
    • ペア:ツイストリフト、スロージャンプ、オーバーヘッドリフト(頭上まで持ち上げるリフト)など、高くてダイナミックな大技が入ります。
    • アイスダンス:1回転程度の小さなジャンプ以外は原則ジャンプ不要で、スロージャンプやツイストリフトなどアクロバティック要素は全面的に禁止です。
  • リフトの制限
    • ペア:男性が女性を頭上より高く持ち上げて長く回したり、肩や片手で支えたりと、かなり自由度の高いダイナミックなリフトが求められます。
    • アイスダンス:男性の顔~頭より高く持ち上げない、肩や背中に乗せないなどの制限があり、時間も短く、流れの中で音楽と調和したリフトが重視されます。

距離感・滑り方の違い

  • 2人の距離
    • ペア:リンクの端と端くらいまで離れてそれぞれジャンプしたり、広い距離を使った構成も認められます。
    • アイスダンス:腕を伸ばして2本分以上離れ続けるのは制限されており、基本的に近い距離で一体感を保って滑ることが求められます。
  • 何を一番評価するか
    • ペア:ジャンプ・スロージャンプ・ツイスト・デススパイラルなどの難度と成功率、そこにペアスピンやステップをどうまとめるかが大きな評価ポイントです。
    • アイスダンス:ツイズル(2人同時の多回転ターン)、ステップシークエンス、パターンダンスなど、足さばきとリズム感・シンクロが極めて重視されます。

プログラム構成・音楽の違い

  • 種目構成
    • ペア:シングルと同じく「ショートプログラム(SP)」と「フリースケーティング(FS)」の2本立てです。
    • アイスダンス:「リズムダンス(RD)」と「フリーダンス(FD)」の2本で、リズムダンスには毎シーズンテーマや必須リズムが定められます。
  • 音楽と表現
    • ペア:ドラマチックな曲に合わせて、大技のタイミングや展開で魅せる「技のショー」に近い構成が多いです。
    • アイスダンス:ワルツ、タンゴ、ラテンなどダンス音楽との一体感が重要で、「踊り」としての完成度・物語性が評価されます。

見るときのポイント

  • ペアを見るとき
    • ツイストリフトの高さ・回転数、スロージャンプの着氷、デススパイラルの深さなど「どれだけ危険度の高いことを正確にやっているか」を見ると楽しめます。
  • アイスダンスを見るとき
    • 2人の距離とタイミングが崩れていないか、ツイズルが完全にそろっているか、ステップが音楽の拍にぴったり乗っているかなど、「ズレの少なさ」と「ダンスとしての気持ちよさ」に注目すると奥深さが分かります。

まとめ

オリンピックにおいてだけでなく、日本においてアイスダンスの競技人口の少なさや、練習環境などが、海外と比べ劣ってしまっている点が、

弱いといわれている大きな要因でした。

しかし、その中でも、今大会で堂々たる結果を残しており、徐々にアイスダンスという競技が日本国内で広がっていくことに繋がると、

国としてもさらなる発展を試みていくことになるのではと考えられます。

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