楽天カードからpaypayでの支払いを要求する支払いメールが届いたという相談が急増しています。
しかし、楽天カードがpaypayを指定する支払いメールを送ることは絶対にありません。
株式会社楽天カードを名乗り、「自動引落が未成立」と不安を煽る内容は、すべて悪質な詐欺です。
本記事では、不審なメールの見分け方や、万が一リンクを開いてしまった場合の正しい対処法を詳しく解説します。焦らずに正しい手順で確認し、被害を防ぐための参考にしてください。
楽天カードから「PayPayで支払え」というメールは100%詐欺!
結論から言うとそのメールは100%フィッシング詐欺です。
楽天カードがPayPayでの支払いを要求することは絶対にない
楽天カードが未払い金の回収に「PayPay」を指定することは、以下の理由から絶対にあり得ません。
- ビジネス上のライバル関係にあるため 楽天グループは自社で「楽天ペイ」という決済サービスを展開しています。競合にあたるソフトバンクグループ系の「PayPay」を、わざわざ自社の債権回収(未払い金の回収)に利用することは、企業活動として考えられません。
- 回収システムとして不適切であるため QRコード決済は、お店での支払いや個人間送金向けのシステムです。クレジットカード会社など金融機関の正式な支払い窓口として使われることはありません。
- 【注意】過去の仕様と混同しないように! 「でも、楽天カードとPayPayは連携できたはず…」と思う方もいるかもしれません。確かに、2025年1月までは「PayPayの支払い元に楽天カードを登録する」ことは可能でした。しかし、その逆である「楽天カードへの支払いをPayPayで行う」という仕組みは過去から現在に至るまで一切存在しません。
送られてきた不審な支払いメールの「3つの見分け方」
【見分け方①】送信元のメールアドレスが公式ではない
ブログ記事の「2」の見出しについて、初心者読者が迷わず実践できる見分け方をまとめました。絃@系さんのブログ読者がさらに安心できるよう、スマホでの具体的な確認手順などの差別化要素も加えて文章化しています。
そのままブログにコピー&ペーストして調整いただける形で作成しました。
2. 送られてきた不審な支払いメールの「3つの見分け方」
「もしかして本物かも…」と少しでも不安に思った場合は、メール内のリンクには絶対に触れず、以下の3つのポイントを確認してください。詐欺メールには必ず見破るための「穴」があります。
【見分け方①】送信元のメールアドレスが公式ではない
もっとも確実で簡単な見分け方は、送信元の「メールアドレス」を確認することです。
メールの受信画面で「楽天カード」という名前が表示されていても、それは自由に設定できる「表示名」にすぎません。送信者の名前(またはアイコン)をタップして、裏に隠れている実際のメールアドレスを表示させてみてください。
【本物の楽天カードの公式アドレス】
@mail.rakuten-card.co.jp@mkrm.rakuten.co.jp@bounce.rakuten-card.co.jp
【見分け方②】「自動引落およびカード会社による再振替の双方が未成立のまま」など不安を煽る文面
詐欺グループは、読者をパニックにさせて冷静な判断を奪う「心理戦」を仕掛けてきます。
- 「至急対応してください」
- 「当日期限です」
- 「自動引落およびカード会社による再振替の双方が未成立のままです」
このような緊急性を極端に煽る表現や、難しい金融用語を並べて脅かすような文面は、フィッシング詐欺の典型的な手口です。
本物の楽天カードからのメールは、もっと事務的で落ち着いたトーンです。
未払いがあったとしてもメールで直接支払いを急かすことはなく、「楽天e-NAVI(公式会員サイト)や公式アプリで状況をご確認ください」と案内するにとどまります。
【見分け方③】支払い方法が「PayPay」など他社決済サービスに指定されている
楽天カードは自社で楽天ペイや楽天銀行といった強力な金融サービスを持っています。
未払い金の回収にあたって、わざわざ競合他社であるPayPayの利用を促すことは、ビジネスの常識としてあり得ません。
楽天カードからのメールと正しい確認手順
本物の楽天カードからのメールの特徴と公式ドメイン
本物の楽天カードから届くメールには、明確な特徴があります。
- 公式ドメインを使用している 送信元のアドレスは「
@mail.rakuten-card.co.jp」「@mkrm.rakuten.co.jp」「@bounce.rakuten-card.co.jp」の3種類が基本です。 - 落ち着いた文面で案内される 緊急性を煽るような強い言葉は使いません。「楽天e-NAVIやアプリで状況をご確認ください」と、あくまでユーザー自身での確認を促す自然な日本語の文面です。
- リンク先が公式サイトである メール内のURLは必ず「rakuten-card.co.jp」から始まる公式サイトへ繋がります。
自分の支払い状況の正しい確認方法
支払い状況を確認するためには、次の3つの正規ルートを利用します。
- 楽天カード公式アプリ スマートフォンをお使いの場合、最も簡単で安全な方法です。指紋認証や顔認証でログインし、トップ画面ですぐに請求額や利用可能額を確認できます。
- 楽天e-NAVI(会員専用サイト) パソコンやスマートフォンのブラウザから、ご自身でブックマークしたリンクや検索エンジンを経由して直接アクセスします。
- 自動音声専用ダイヤル(0120-30-6910) インターネットの操作が不安な方におすすめの方法です。24時間年中無休で対応しており、音声案内に従って「カード番号」と「生年月日」を入力するだけで状況を照会できます。(最初の案内が流れ始めたら「#3200」を押すと、ショートカットしてすぐに照会メニューへ進めます)
実際の未払い時の正しい支払い方法
口座の残高不足などで本当に引き落としができなかった場合でも、楽天カードの正規の支払い方法は次の3つのみです。
- 再振替サービス(自動引き落とし) 対象の金融機関にお支払い用の口座を設定している場合、後日自動で再引き落としが行われます。口座に現金を入金して待つだけの簡単な方法です。
- コンビニでの現金支払い 楽天e-NAVIの画面上で支払い用のバーコードを表示させ、コンビニのレジで読み取ってもらい現金で支払います。
- 指定口座への銀行振込 楽天e-NAVIや自動音声ダイヤルで「お客様専用の振込先口座」を確認し、ATMやネットバンキングから振り込みます。
詐欺の支払いメールに対する正しい対処法
メールを受信した・開いただけの場合
メールを開封しただけであれば、個人情報が漏洩するリスクやウイルス感染の心配はほぼありません。メールを速やかに削除し、お使いのメールソフトで迷惑メールの自動振り分け設定を行ってください。
メール内のリンク(URL)をクリックしてしまった場合
リンク先の偽サイトが開いてしまった場合は、ページをすぐに閉じてください。画面上で何も入力していなければ、大きな被害に繋がる可能性は低いです。
偽サイトで個人情報やカード情報を入力してしまった場合
クレジットカード番号、暗証番号、ログインIDなどを入力してしまった場合は、早急な対応が必要です。
・第一に、楽天e-NAVIからカードの利用停止手続きを行い、不正利用を防ぎます。
・第二に、入力してしまったパスワードを他のサイトでも使い回している場合は、すべてのサイトでパスワードを変更してください。
カードの再発行手続きを行った後、警察の相談専用電話(#9110)へ連絡して被害状況を報告します。
実際にPayPayで送金・支払いをしてしまった場合
指定されたPayPayアカウントへ送金してしまった場合は、すでに金銭的な被害が発生しています。
PayPayアプリの取引履歴画面を開き、相手のIDと取引IDをスクリーンショット等で記録してください。
記録後、PayPayカスタマーサポート(0120-990-634)へ電話をかけ、「詐欺による誤送金」として返金申請の相談を行います。
同時に、記録した証拠を持って速やかに最寄りの警察署へ被害届を提出してください。法律上、相手方に対して「不当利得返還請求権」という権利があり、支払った金額の返還を求めることが可能です。
まとめ
最も重要なポイントは、楽天カードがPayPayでの支払いを要求する事態は100%あり得ないという事実です。
万が一
・未払いがある
・至急支払うように
と不安を煽る支払いメールが届いても、支払い方法にPayPayが指定されている時点で完全に詐欺です。慌ててリンクをタップせず、すぐにメールを削除して安全を確保してください。
少しでも自身の支払い状況に不安を感じた場合は、メールからではなく、必ずスマートフォンの公式アプリや、ブラウザのブックマークから「楽天e-NAVI」へ直接アクセスして確認する習慣をつけることが大切です。


コメント