2026年2月22日午後8時20分ごろに、東京スカイツリーで、
エレベーター閉じ込め事故が起きました。
幸い怪我や体調不良を訴える方はおらず、事故発生から5時間30分後に男女20人が完全に救出されたようです。
東京スカイツリーには、「春」「夏」「秋」「冬」の4種類のエレベーターがあり、
そのうちの「秋」「冬」が緊急停止したようで、いまだ緊急停止した理由については不明のようです。
今回の記事では、
・メーカー
・トイレ事情
・密室状況になるとどうなる?
・2月23日の営業について
以上のことについてまとめていきたいと思います。
【東京スカイツリー】エレベーターのメーカーは?
東京スカイツリーのエレベーターは、主に次のメーカーが担当しています。
- 地上階から天望デッキ(第1展望台・約350m)へ直通するシャトルエレベーター:
東芝(東芝エレベータ株式会社)が4基を納入。 - 業務用・非常用の長距離エレベーター:同じく東芝製で、昇降距離は国内最長クラス。
- 天望デッキから天望回廊(第2展望台・約450m)へ向かうエレベーターなど:日立製作所(日立ビルシステム)が高速大容量エレベーター2台を含む複数台を担当。
まとめると、「スカイツリー本体の主要な来場者用・業務用エレベーターは東芝と日立の2社が分担している」という形になります。
緊急停止したエレベーターは?
今回緊急停止したエレベーターは、
展望デッキ(350m)を結ぶエレベーター4基のうち2基の「秋」「冬」です。
メーカーじたいは公式に明言されていませんが、
東芝が第1展望台の約350mを結ぶ4基を納入されていますので、東芝であると思われます。
緊急停止はなぜ起きた?
現時点では、なぜ緊急停止が起きたのかという正式な原因はまだ公表されておらず、調査中とされています。
今までスカイツリーで緊急停止が起きた事例:
・強風による安全装置作動
2012年~2014年の間で頻発しておきていた強風による緊急停止も、ロープの強度を調整することでその頻度を大きく減らすことに成功しています。
エレベーター緊急停止の事例(その他):
- 安全装置やセンサー作動系
- かごの位置ずれ・速度異常
巻上機やブレーキの制御不良などで、停止階と床の位置がずれる「着床ずれ」や、想定外の速度が検知されると緊急停止します。 - 昇降路・機構部への異物混入
階床選択器(どの階かを検出する装置)に異物が噛み込み、機構がロックして停止した事例もあります。
- かごの位置ずれ・速度異常
- 機械故障・老朽化によるもの
- 部品の経年劣化・保守不備
ワイヤーロープ、ブレーキ系、制御回路など多数の部品の劣化や保守不足により、故障検知で非常停止することがあります。 - 制御盤・ソフトウェアの不具合
制御システムの故障・誤作動が起きると、安全側に倒して停止する仕様になっています。
- 部品の経年劣化・保守不備
今回のスカイツリーの緊急停止の理由として、可能性があるものをあげています。
スカイツリーエレベーターの救出が難航してたのはなぜ?
今回の救出が5時間半もかかり、実際の救出開始が深夜1時45分頃になったのは、「とにかく急ぐ」よりも安全最優先で手順を踏む必要があったためと考えられます。
5時間半かかったと考えられる主な要因
- 故障原因とエレベーターの状態確認に時間が必要
・ワイヤーロープやブレーキ、制御装置などに重大な損傷がないか、動かしてよい状態かを慎重に確認する必要があります。
・状態が不明なまま扉をこじ開けたり動かしたりすると、かごの落下や戸開き走行といった二次事故の危険があるため、まず“止まったまま”安全確認を優先します。 - 「横付け救出」という手段の準備に時間がかかる
・今回は、隣のエレベーターを同じ高さに合わせて止め、側面の緊急用ドアを開けて人を移す方法が取られました。
・2台のエレベーターの高さを数センチ単位で合わせる、電源を切る・安全装置を確実に働かせるなど、準備に時間がかかります。 - 高さ30mという中途半端な位置
・地上近くなら梯子や高所作業車などで、機械室側からの救助も選択肢になりますが、30m前後は外部からのアクセスが難しい高さです。
・結果的に「隣のエレベーターからの横移動」が最も安全と判断され、それに絞って準備・実施したとみられます。 - 夜間で、専門要員の招集・調整が必要
・日本エレベーター協会などの説明でも、大規模トラブルや地震時の閉じ込めでは「要員の確保・現場到着・巡回計画」に時間がかかり、5時間超の閉じ込めも発生しているとされています。
・今回も夜間であり、メーカー技術者・保守会社・消防・警察など、多数の関係者の連携と判断が必要でした。 - 乗客の安全・体調を崩させないための慎重な進行
・パニックや転落を防ぐため、1人ずつ移動させる、説明と声かけを行うなど、救出そのものもスピードより安全重視になります。
・20人全員を安全に隣のかごへ移動させるには、それだけでかなりの時間がかかります。
【東京スカイツリー】エレベーター緊急停止時のトイレ事情は?
東京スカイツリーの今回の件について、
エレベーター内でトイレがどうなっていたかは公式には一切説明がなく、トイレ対応の有無・具体的な対応方法は分かっていません。
そのうえで、一般的なエレベーターのトイレ事情と、閉じ込め時の対応を整理していきます。
一般的なエレベーター閉じ込め時のトイレ対応
通常のビルやマンションなどでの長時間閉じ込め時は、次のような対応が紹介されています。
- 非常用備品ボックスの簡易トイレを使う
・防災対策として「非常用備品ボックス」を備えたエレベーターには、簡易トイレや目隠し用シートなどが入っている場合があります。
・国や自治体も、大規模地震を想定して「エレベーター内に簡易トイレなどを設置する方針」を打ち出しており、防災型の新しいエレベーターほど備わっていることが多いです。 - 手持ちのビニール袋・携帯トイレを使う
・非常用ボックスがない場合、「ビニール袋+ティッシュ or 生理用品」などを重ねて即席トイレにする方法が推奨されています。
・防災記事では「携帯トイレを普段からカバンに1つ入れておくと、エレベーター閉じ込めにも役立つ」とされています。 - どうしても無理な場合は、エレベーターの隅を“トイレゾーン”にする
・災害時の実務的な解説では、「長時間になったら我慢し続けるのは現実的でなく、四隅の一角を『排泄場所』として決め、そこにまとめるべき」とも書かれています。
・もちろん心理的ハードルは非常に高いですが、「健康を守ることを優先すべき」とされています。
東京スカイツリーにも備え付けはあった?
東京スカイツリーのエレベーターに、備え付けの備品はあったのかは明言されていません。
しかし、今まで、強風などで幾度となく緊急停止をしてきたことを考えると、
緊急停止時にある程度の備え付けの備蓄を各エレベーターに設置していても不思議ではありません。
そういった中で、男女20人は6時間弱という時間、体調不良を起こさずに過ごせていたと考えると、納得はいきますよね。
【東京スカイツリー】エレベーター緊急停止時の密室状況
エレベーターの緊急停止時は心理的にはかなりきついですが、
酸欠や暑さ寒さで命が危険なレベルになるという意味での“極限環境”にはなりにくい構造になっています。
空気・酸素の面
エレベーターは完全密閉ではなく、天井の通気口やドアのすき間から常に空気が出入りする構造です。
実験でも、内部を煙やガスで満たしても時間とともに外へ抜けていくことが確認されており、「長時間閉じ込められても酸欠で窒息する危険はほぼない」とされています。
温度・湿度の面
通常は天井に換気扇があり、稼働中は外気と入れ替わっています。
停電で換気ファンが止まっても、通気口・ドアすき間からの自然換気は続くため、サウナのような極端な高温にはなりにくいと説明されています。
ただし夏場の閉じ込めでは「蒸し暑さ」「汗で不快」「ニオイ」という意味でのストレスは強く、体調不良につながる可能性はあります。
明るさ・閉塞感
停電時でも、非常灯が自動点灯するよう設計されており、完全な真っ暗闇になるケースはまれです。
それでも「狭い・揺れが怖い・いつ出られるか分からない」という心理的要因から、強い不安やパニック、過呼吸などを起こす人は少なくありません。
心理的な“極限”になりやすいポイント
実際の体験談では、「酸欠よりも“出られない”ことへの恐怖やイライラの方が大きい」とされます。
一緒にいる人の数や関係、トイレ・体調の不安などが重なると、心理的にはかなり厳しい状況になり得ます。
【東京スカイツリー】エレベーターの2月23日の営業は?
2026年2月23日は、東京スカイツリーの展望台は終日臨時休業(営業休止)で、エレベーターも総点検のため運行停止と案内されています。
この、エレベーターの総点検が2月23日以上に長引くようであれば、2月24日も臨時休業する可能性もあり、
一部のエレベーターのみ利用するスタンスで営業するかのどちらかであると考えられます。
まとめ
東京スカイツリーのエレベーター緊急停止では、
幸い大きな怪我や体調不良になった方はおらず、20人全員が無事に救出されています。
今までも、スカイツリーのエレベーターが緊急停止するケースはありましたが、
強風によるものが多くを占めていますが、今回の原因は調査中のようです。
エレベーター自体は経年劣化もあるでしょうし、防ぎきることはできないと思うので、
日々の安全点検にこちらは願うしかありません。

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